台風の避難目安表

平均風速(m/秒) 人への影響 屋外・樹木の様子 運転中の様子 建造物の被害

10以上〜15未満
・やや強い風
(時速:〜50q)

・風に向かって歩きにくくなる。

 

・傘がさせない。

・樹木全体が揺れる。

 

・電線が鳴る。

・道路の吹き流しの角度、水平(10m/s)、高速道路
で乗用車が横風に流される感覚を受ける。

・取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。

15以上〜20未満
・強い風
(時速:〜70q)

・風に向かって歩けない。

 

・転倒する人もでる。

小枝が折れる。 ・高速道路では、横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる。 ・ビニールハウスが壊れ始める。

20以上〜25未満
・非常に強い風(暴風)
(時速:〜90q)

・しっかりと身体を確保しないと転倒する。 車の運転を続けるのは危険な状態となる。

・鉄製シャッターが壊れ始める。

 

・風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる。

25以上〜30未満
・非常に強い風(暴風)
(時速:〜110q)

・立っていられない。

 

屋外での行動は危険

・ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外壁材がはがれ、飛び始める。

30以上〜
・猛烈な風
(時速:110q〜)

樹木が根こそぎ倒れ始める ・屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる

※危険信号(色分け)・・・「」注意、「」警告、「」危険

 

台風が発生したらどうするの?

 まず、台風に備えるため、「土のう」を準備しましょう。土のうをもらえるかどうかは、市によって決まりはあると思いますので、市や消防署に確認するようにしてください。台風は早期の備えや避難が求められています。しかし、避難が遅れ、強風時に行動すると、風にあおられ、二次災害になりかねません。逃げ遅れた際は、雨戸を閉め(少しだけ開けておく)、窓ガラスには近寄らないようにしてください。また、早期に避難ができれば、国・県・市の指示に従い行動してください。さらに、親戚、友人などに連絡が取れるようにしてください。身の危険を感じれば迷わず119番通報し、助けを呼んでください。

 

⇒水防工法の種類と目的

台風が発生する時期など

 7月〜10月

二次災害

 風害、洪水、浸水、土砂災害、高潮、大波、大規模停電(ブラックアウト)

災害対策用品

基本資器材
土のう、ブルーシートロープ発電機
その他
シェルター耐震用品

 

主な装備

災害活動者(消防、消防団、警察、自衛隊、医療従事者、ボランティア)

基本装備
ヘルメット(ゴーグル)ヘッドライト(ハンドライト)作業手袋安全帯(作業帯)救命胴衣安全靴・長靴腕時計トランシーバー救急・医療用品
その他の資器材の紹介
ロープレスキュー用品サングラス救助犬用品

 

避難者

基本装備
ヘルメット、ヘッドライト、手袋、救命胴衣、長靴、防災セット

 

もっと知しりたい

1 発生期:
 海面水温が高い熱帯の海上では上昇気流が発生し、次々に積乱雲が発生します。これらが多数まとまって渦を形成するようになり、渦の中心の気圧が下がり始め、台風となります。この頃の進行方向や速度は不安定であることが多いです。
2 発達期:
 台風が発生してから勢力が最も強くなるまでの期間。暖かい海面から供給される豊富な水蒸気の潜熱により発達します。中心気圧は目立って下がり、中心付近の風も急激に強くなります。
3 最盛期:
 勢力が最も強い期間。中心付近の最大風速は徐々に弱まり始めますが、強い風の範囲はむしろ広がる傾向があります。
4 衰弱期:
 衰弱して消滅するまでの期間。海面水温が熱帯よりも低い本州近海に来ると、台風は、海からの水蒸気の供給が減少し、さらに北から寒気の影響が加わり、台風本来の性質を失って前線を伴う温帯低気圧に変わります。中心付近の最大風速のピークは過ぎていますが、強い風の範囲は広がり、温帯低気圧として再発達することもあります。このため、中心付近から離れた場所でも強風に対する注意が必要です。また、台風が「温帯低気圧」に衰えた場合は、最大風速が毎秒17メートル未満になっただけであり、強い雨を伴っている場合も多いです。

※ここでは、台風を自然災害として扱っていますが、台風は「気象」となります。