河川洪水(外水はん濫)・内水はん濫の避難目安表
1 家屋の浸水目安
浸水深※ | 浸水程度の目安 |
---|---|
0〜50p | ・床下浸水(大人の膝までつかる) |
50p〜1m | ・床下浸水(大人の腰までつかる) |
1m〜2m | ・1階の軒下まで浸水する。 |
2m〜5m | ・2階の軒下まで浸水する。 |
5m〜 | ・2階の屋根以上が浸水する。 |
2 運転時の浸水目安
浸水深※ | 自動車走行 |
0〜30p | ・走行に関し、問題はない。 |
10〜30p | ・ブレーキ性能が低下し、安全な場所へ車を移動させる必要がある。 |
30p〜50p | ・エンジンが停止し、車から脱出を図らなければならない。 |
50p〜 | ・車が浮き、また、パワーウィンドウ付きの車では、車内に閉じ込められてしまい、車とともに流され、非常に危険な状態となる。 |
※危険信号(色分け)・・・「■」注意、「■」警告、「■」危険
※洪水や内水はん濫によって、市街地や家屋、田畑が水で覆われることを「浸水」いい、その深さ(浸水域の地面から水面までの高さ)を「浸水深」という。
洪水が発生したらどうするの?
洪水は、瞬く間に水位が上昇して、家屋などが浸水し人の命を脅かします。さらに、流木や流石が水圧に押され、あらゆる財産を破壊します。また、河川は、流木やゴミなどが橋桁で詰まり流れが止まることで、堤防を越水、決壊する可能性があります。洪水は、早期の避難が必要です。しかし、逃げ遅れた場合は、建物の一番高いところ(2階以上)に避難するようにしてください。
洪水が発生する時期など
5月〜9月
二次災害
浸水、土石流、山崩れ(崖崩れ)、地滑り、大規模停電(ブラックアウト)
災害対策用品
基本資器材 |
土のう、ブルーシート、ロープ、発電機 |
その他 |
シェルター、耐震用品 |
主な装備
・災害活動者(消防、消防団、警察、自衛隊、医療従事者、ボランティア)
基本装備 |
ヘルメット(ゴーグル)、ヘッドライト(ハンドライト)、作業手袋、安全帯(作業帯)、救命胴衣、安全靴・長靴、腕時計、トランシーバー、救急・医療用品 |
その他の資器材の紹介 |
ロープ、レスキュー用品、サングラス、救助犬用品 |
・避難者
基本装備 |
ヘルメット、ヘッドライト、手袋、救命胴衣、長靴、防災セット |
もっと知しりたい
河川洪水(外水はん濫): |
大雨の水が河川に集まり流量を増やし、堤防や海岸を越えて溢れたり(越流)、堤防や河岸が決壊すること(破堤)によって河川の水がはん濫することをいいます。地上にもたらされた降水は、河川を経由して、最終的には海洋に戻ります。河川の流量とは、その地点における河川の横断面を単位時間ごとに通過する水の堆積をいい、通常毎秒立方メートルで表しています。 |
内水はん濫: |
市街地に降った大雨の排水が困難となり、地下水路や側溝などから水が地表にあふれ出したり、河川の本流の排水が間に合わず、雨水が支流に逆流したり、小河川からあふれ出してしまうことをいいます。整地、路面舗装、側溝の整備などによって、地表の水の流れが速くなり、低い土地に短時間で雨水が集まってきます。その結果、地表に水があふれ、都市機能をまひさせたり、地下空間が浸水したりする「都市型水害」が発生します。 |
※現在の対策は、浸水時における円滑かつ迅速な避難を確保するため、浸水想定区域ごとに洪水時の避難経路や影響範囲を視覚的に示すために、「洪水ハザードマップ」の作成や配布を行うことや、市町村ホームページで防災を呼びかけています。