集中豪雨の避難目安表

通称 雨の強さo/時間 降雨状況
小雨 1未満

・地面がほとんど濡れないが、かすかに湿る程度。

 

・傘なしでレインコートも間に合う。

弱い雨 1〜3未満 ・地面がすっかり湿る。
3〜10未満 ・地面に水たまりができる。
やや強い雨 10〜20未満

・雨がザーザーと降る音が聞こえる。
・地面からの跳ね返りで足元がぬれる。
・雨の音で話し声がよく聞き取れない。

強い雨 20〜30未満

・どしゃ降り。
・地面に一面水たまりができる。
・雨の音で話がよく聞き取れない。寝ている人の半数くらいが気付く。

激しい雨 30〜50未満 ・土砂降りになり、傘をさしていても濡れる。側溝がたちまち溢れる、小川の氾濫が始まる。(大雨注意報
非常に激しい雨 50〜80未満

・バケツをひっくり返したように降る。都市では下水管が溢れる。(大雨警報発表

 

・山崩れ、崖崩れが起きやすい。場合により、避難の準備を始める。

猛烈な雨 80以上

・滝のように降る。雨しぶきで辺りが白っぽくなる。
・恐怖を感じる。
・土石流が起きやすい。

※危険信号(色分け)・・・「」注意、「」警告、「危険

集中豪雨が発生したらどうするの?

 集中豪雨は、台風と同様に「土のう」の準備が必要です。集中豪雨は、洪水や浸水の恐れがあるため、早期の備えや避難が求められています。集中豪雨の恐ろしさは、雨が降っているときだけでなく、降った後の河川などの増水は特に注意が必要です。川上の山間部で降った水が川に流れ込み、水かさが急激に増えます。絶対に河川に近寄らないようにしてください。

 

⇒水防工法の種類と目的

集中豪雨が発生する時期など

 5月〜9月

二次災害

 洪水、浸水、土石流、山崩れ(崖崩れ)、地滑り、大規模停電(ブラックアウト)

災害対策用品

基本資器材
土のう、ブルーシートロープ発電機
その他
シェルター耐震用品

 

主な装備

災害活動者(消防、消防団、警察、自衛隊、医療従事者、ボランティア)

基本装備
ヘルメット(ゴーグル)ヘッドライト(ハンドライト)作業手袋安全帯(作業帯)救命胴衣安全靴・長靴腕時計トランシーバー救急・医療用品
その他の資器材の紹介
ロープレスキュー用品サングラス救助犬用品

 

避難者

基本装備
ヘルメット、ヘッドライト、手袋、救命胴衣、長靴、防災セット

 

もっと知しりたい

 雨による被害は、雨の総降水量とともにどれだけの時間に降ったかが重要となります。同じ100oの雨といっても梅雨の長雨のように、1週間に10日もかかって降るのではほとんど被害は出ませんが、これが1時間に降るとなると大惨事を引き起こします。

 

 気象庁などで使っている降水量のデータには、一定期間に降り続いた雨の総量を見る総降水量、1日にどれだけ降ったかを見る日降水量、防災的な点でひとつの目安となる6時間降水量と3時間降水量、集中豪雨の強さを計るのに欠かせない1時間降水量などがあります。

 

 一般に大雨という場合は降り始めからの総降水量を指しますが、最近の風水害で多数の犠牲者を出している「山崩れ」、「崖崩れ」や「中小河川の氾濫」などでは1時間や3時間といった短時間降水量、3時間降水量に注目しなければなりません。