熱中症、日射病、熱射病、脱水症状

注意すること 対策 応急処置
乳幼児

・新陳代謝が活発であり、また、汗や尿の排泄が多いため、脱水を起こす。

 

・自律神経の働きが未熟であるため、放熱や発汗による体温調節ができない。

 

・ベビーカーなど地面からの熱を直に受けやすい。

 

・数分でも車内放置はしない。

・室内では冷房をかける

 

・水分補給をこまめに摂る。(塩分補給を忘れない)

 

・外出は、日光を遮る帽子や日傘を着用する。

 

・放熱できる素材や熱を吸収しにくい衣服を選択。

 

・不必要な外出は控える。

 

※車内で寝ているうちに買い物など、数分であれば大丈夫という考えは止めてください。

・室内や車内などエアコンがある涼しい場所へ移動させる。そのような場所がなければ、風通しの良い日陰に移動させる。

 

・衣服を脱がし、体の熱を放出させる。氷枕や保冷剤で両側の首筋、わき、足の付け根など動脈が通う場所を冷やす。さらに、うちわや扇子などで仰ぐこと。

 

・水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクを飲ませる。しかし、嘔吐や意識がない場合は、水分が誤って気道に入る危険性があるため、無理矢理、水分補給させない。

 

※意識の低下、けいれん、嘔吐症状があれば、すぐに119番し救急車を呼ぶこと。

児童・中高生

・屋外授業、部活は熱中症リスクが高い。

 

・応援は、長時間立ったまま、大声で叫んで興奮すると体温上昇する。

 

・通学や帰宅中は、直射日光が当たらないよう、日陰を利用し、必ず帽子を着用すること。

・室内では冷房をかける

 

・水分補給をこまめに摂る。(塩分補給を忘れない)

 

・屋外では、日陰を利用する。

 

・日光を遮る帽子を着用する。

 

・体力作りは無理せず、徐々に行うこと。

 

※担当者は授業前、授業中、授業後に必ず体調を確認すること。また、生徒同士にバディーを組ませるなど、体調を確認させる。

大人

・疲労、睡眠不足、風邪などで体調不良の時は、無理に運動するのは止める。

 

・運動不足の人や肥満の人は熱中症を起こしやすい。

・体力作りは無理せず、徐々に行うこと。

 

・室内では冷房をかける

 

・水分補給をこまめに摂る。(塩分補給を忘れない)

 

・屋外では、日陰を利用する。

 

・外出は、日光を遮る帽子や日傘を着用する。

 

・放熱できる素材や熱を吸収しにくい衣服を選択。

 

・不必要な外出は控える。

高齢者

・体温の調節機能が落ちていくため暑さを自覚しにくく、熱を逃がす体の反応や暑さ対策の行動が遅れる。

 

・外出時は、体への負荷が高まることに加え、汗で水分が失われ、日差しや熱の影響を受けやすい。

 

・入浴時や就寝中にも水分は失われているため、気づかないうちに熱中症にかかることがある。入浴後は、必ず水分を摂る。

・室内環境を知るため、気温・湿度計、熱中症計などをりようする。

 

・室内では冷房をかける

 

・水分補給をこまめに摂る。(塩分補給を忘れない)

 

・屋外では、日陰を利用する。

 

・外出は、日光を遮る帽子や日傘を着用する。

 

・放熱できる素材や熱を吸収しにくい衣服を選択。

 

・不必要な外出は控える。

 

※いつもと様子が違う場合は、体温を測る。しかし、ぐったりしている場合や高熱であれば、医療機関への相談や119番通報すること。

誘発する災害及び負傷程度

 熱波:火災、(熱中症 熱射病、 脱水症状)

災害対策用品

基本装備
熱中症対策用品

主な装備

災害活動者(消防、消防団、警察、自衛隊、医療従事者、ボランティア)

基本装備
熱中症対策用品救急・医療用品

 

避難者

基本装備
熱中症対策用品防災セット